同時代の哲学者との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 15:23 UTC 版)
「ゴットフリート・ライプニッツ」の記事における「同時代の哲学者との関係」の解説
ライプニッツは、同時代の著名な知識人とはほぼすべて交わったと考えてもよいくらい活動的であった。 特筆されるのは、1676年にバールーフ・デ・スピノザを訪問したことである。そこでライプニッツは『エチカ』の草稿を提示された。だが、政治的問題もあり、またそれ以上に実体観念や世界観(特に「必然性」や「偶然性」といった様相をめぐる議論)の違いからスピノザ哲学を評価しなかったと言われる。 デカルトやスピノザの他に、マルブランシュの影響を強く受けている。 ライプニッツが生涯に書簡を交し合った相手は1,000人を優に超えると言われている。王侯貴族から全くの平民にまで及んだ書簡相手の内でも特に重要と目されている人物としては、『形而上学叙説』をめぐって書簡を交わしたアントワーヌ・アルノー、デカルト主義者の自然学者にしてピエール・ベールの友人としても知られるブルヒャー・デ・フォルダー、晩年の10年間にわたり130通に及ぶ書簡をやり取りしたイエズス会神父のバルトロマイウス・デ・ボス、最晩年の2年間、アイザック・ニュートンの自然学及び哲学との全面対決の場ともなったサミュエル・クラーク(ニュートンの弟子であり友人でもあった)などが知られている。
※この「同時代の哲学者との関係」の解説は、「ゴットフリート・ライプニッツ」の解説の一部です。
「同時代の哲学者との関係」を含む「ゴットフリート・ライプニッツ」の記事については、「ゴットフリート・ライプニッツ」の概要を参照ください。
- 同時代の哲学者との関係のページへのリンク