同時代の哲学者との論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 02:29 UTC 版)
「アントワーヌ・アルノー」の記事における「同時代の哲学者との論争」の解説
アルノーは自己の思想を直接表明した著作はほとんど残さなかったが、その論争書は膨大な量となり、論争相手の思想の明確化に貢献した意義も大きい。 デカルトの『省察』を読んで反論を執筆し(第四駁論)、デカルト自身にも高く評価された。彼はもっともはやくデカルト哲学を受け入れた学者の一人であり、代表的なデカルト主義者とされる。 その生涯にわたる論争のなかでも、マルブランシュとの論争(主に神学と形而上学の関係をめぐる)は特に有名である(1683-85年)。また哲学史上において重要なのは、ライプニッツとの文通である。彼は、後者の形而上学の真価をもっともはやく認めた学者の一人でもある。
※この「同時代の哲学者との論争」の解説は、「アントワーヌ・アルノー」の解説の一部です。
「同時代の哲学者との論争」を含む「アントワーヌ・アルノー」の記事については、「アントワーヌ・アルノー」の概要を参照ください。
- 同時代の哲学者との論争のページへのリンク