合格・不合格の割合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/15 22:46 UTC 版)
「ベクデル・テスト」の記事における「合格・不合格の割合」の解説
ウェブサイト「ベクデル・テスト・コム」(bechdeltest.com)はユーザが編集できるデータベースで、このテストをパスするかどうかで4500本ほどの映画が分類されている。このサイトは女性登場人物に「名前がなければならない」という条件を付加している。2013年11月時点で、このサイトに登録された映画のうち56%がテストの全ての条件をパスしている作品としてリストされている。11%が最後の条件を満たさず(女性同士の会話が男性についてである)、23%は条件の2つを満たさず(女性同士が会話をしない)、10%はひとつも条件を満たさない(名前のある女性キャラクターが二人出てこない)。 『エンターテイメント・ウィークリー』のマーク・ハリスによると、もしテストの合格が必須になれば、2009年のアカデミー作品賞候補作のうち半分が通らない可能性がある。ニュースサイトであるVocativは、2013年の興行収益トップ作品をベクデル・テストにかけると(あやふやなものもあるが)だいたい半分程度が合格し、残りは不合格だと結論した。 ライターのチャールズ・ストロスは、テストを「パス」する映画の半分ほどは女性たちが結婚や赤ん坊について話しているというだけの理由で合格だと述べている。テストに合格しない作品の中には、主に女性についてであったり、女性向けであったり、傑出した女性キャラクターが登場するようなものもある。テレビシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』では、4人の主要人物のうちひとりにこう尋ねさせることにより、このテストに合格できない理由を明確に指摘している。「4人の冴えてる女がボーイフレンドのこと以外話すことがないなんてことがどうして起こるの? 銀行口座持ってるだけで7年生も同然じゃないの! 」 映画のみならず、テストはゲームやコミックのような他のメディアにも応用されている。
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