各国・各機関の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 18:22 UTC 版)
「マダガスカル・クーデター」の記事における「各国・各機関の反応」の解説
日本 日本政府外務省は、3月19日に「一般市民を巻き添えにし、不法に政権交代が行われた事に強い懸念を抱き、民主主義的方法で武力手段に到らず問題を解決し、一般市民の安全を祈る」と発表した。また、同日にはマダガスカル島全域にラジョエリナ政権の安定情勢が取れるまで「渡航の是非を勧める」と渡航危険情報を発令した。 ナイジェリア 野党指導者アンドリー・ラジョエリナの政権は受け入れられないと非難している。 フランス ニコラ・サルコジフランス大統領は、「混乱を終わらせるのは早期の選挙だ」と述べ、大統領選挙を出来るだけ早く行う様、要求している。 ロシア アフリカ大陸での政治的な問題解決を期待し、武力の行使を断念して支援を実行すると肯定している。 アメリカ アメリカ合衆国国務省ウッド副報道官は、2009年2月20日にラジョエリナ政権発足を受け、暴力的解決を懸念し、マダガスカルへの金銭援助を取り止めると声明を発表している。また、駐マダガスカル大使はアンドリー・ラジョエリナの大統領就任式に出席を拒否した。 カナダ 事態の沈黙を期待すると声明を発表した。 ノルウェー アメリカと同様に、即座に金銭援助を取り止めると発表した。 南部アフリカ開発共同体 アンドリー・ラジョエリナの大統領就任は憲法上問題ないが、決して民主主義的方法ではないと懸念している。 アフリカ連合 クーデターであるとしてマダガスカルの加盟資格停止を決定。また、半年以内に選挙を実施しなければ、制裁を科すことも検討するとしている。3月23日にはウエドラオゴ事務総長がハシニ外務大臣の元を訪れ、「今回の事件の和解を進め、総選挙を迅速に行ってほしい」と述べた。 国際連合 国際連合事務総長潘基文は、アメリカニューヨークで開かれた2009年3月12日の会見で、「マダガスカル情勢を懸念し、問題解決のため双方の対話を期待する」と言及した。
※この「各国・各機関の反応」の解説は、「マダガスカル・クーデター」の解説の一部です。
「各国・各機関の反応」を含む「マダガスカル・クーデター」の記事については、「マダガスカル・クーデター」の概要を参照ください。
- 各国・各機関の反応のページへのリンク