各分野での用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 15:10 UTC 版)
数学幾何学では、図形の中で向き合う位置にあるもの同士をこの名で呼ぶ。向き合う位置にある角を対角、それを結ぶ線分を対角線という。 比では、「a:b」を「a対b」と読む。 物理学電子対 対生成・対消滅 熱電対 対流 生物学複数個体においてはつがいを構成する二個体をまとめて一対という。 一個体についてみれば、生物個体ではその部分である器官などは体の主軸に対して左右相称の位置に発達する例が多く、正中線からはずれた位置のそれは結果的に対をなして発達する。 外部においては付属肢は往々にして対をなす。魚類においては対をなす鰭を対鰭という。 植物では葉などの器官は互い違いに出るのがむしろ普通であるが、これが対をなして生じるのを対生(たいせい)という。 染色体には多くの生物で同一細胞内に同型のものが2つずつ、つまり1対ずつある(相同染色体)。減数分裂時にはこれらが互いに接着し、これを対合という。
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