司城家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 06:20 UTC 版)
司城一臣(しじょう かずおみ) 生き別れていた史緒の兄。史緒曰く「優雅さ」を「気品」と「威厳」でサンドイッチにして、「高貴さ」でコーティングしたエンゼルパイ。「森江賢一」というペンネームを持つ人気作家だが、執筆するジャンルはミステリーからSFまで節操が無く、娯楽作品なら何でも書く。最初のころは妹とお互いに馴染めずにいたが、後に史緒がかぶった猫を下ろせるほどに心を開いていった。寂しい境遇の反動からか唯一の家族である妹に対してはシスコンのように接してしまうこともしばしば。理想の結婚相手は、自分よりも妹を大事にしてくれる人。交際範囲はソープ嬢から銀行頭取令嬢まで、これまたジャンルに節操がない。高額納税者で、作家部門の長者番付上位に毎年ランクインしている。 司城顕子(しじょう あきこ) 一臣と史緒の祖母。回想シーンに登場。嫁である2人の母とは、生前から折り合いが悪く事あるごとに「育ちが悪い」と執拗にいびっていた。間に入っていた息子(2人の父)が亡くなり、ついに嫁との仲は決裂。一臣を取り上げ、当時妊娠中の嫁を追い出した。 それから17年後に初めて妹がいることを一臣に言い残し、他界。史緒が聖ミカエル学園に転校した直後、学園長から祖母も聖ミカエル学園の卒業生であり、当時の在校生からは賞賛されていたことを打ち明けられ、史緒は猫かぶりの遺伝に驚いていた。 司城兄妹の両親 一臣・史緒兄妹の両親。回想シーンに登場。父は「紳士的な教育を受けた」男性で、母は庶民育ち。恋愛結婚だったが、妻は母・顕子と折り合いが悪く(上述)事あるごとに夫が庇っていたが、夫は交通事故死。ついに嫁姑の仲は決裂し、身重の妻は司城家を追い出され、その後史緒を出産。 17年後、妻は史緒曰く「働いて働いてくたびれて」この世を去る。
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