司天師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:24 UTC 版)
司天師は1946年(昭和21年)に飽海町から旭町・旭本町に引き継がれた芸能で、2人の舞手は毎年1人ずつ交代する。新人が「月」役を担い、翌年に「日(太陽)」の役を担う。司天師の田楽や神楽は、3尺四方の菰の上で舞うため、祭準備は菰を編むことから始まるという。田楽「チンバ踊り」では、日役は鼓を、月役は小太鼓を打つ。神楽舞では、右手に鈴、左手に御幣の一種である手麻(たぬき)を持つ。 装束は、菖蒲を描いた裁着袴を纏い、日または月を表す饅頭笠をそれぞれ被る。菖蒲は尚武と音を同じくすることから、武具などにも用いられた図案である。饅頭笠は、竹製の骨組みに和紙を貼り、表面に雲竜と太陽あるいは月を描いたもので、裏面に二十八宿の星座を描く。この饅頭笠は、笠に空けた4つの穴から紐を表に出し、上から頭に笠を縫い付けるように被るところに特徴がある。
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