台湾総督府鉄道100形とは? わかりやすく解説

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台湾総督府鉄道100形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 05:38 UTC 版)

国鉄2850形蒸気機関車」の記事における「台湾総督府鉄道100形」の解説

台湾総督府鉄道100形は、1908年明治41年)、アメリカン・ロコモティブピッツバーグ工場で1両(製造番号 45575)が製造されたもので、100付番された。鉄道院2850形とは、動輪直径が1,168mmと小さくなっている以外は、ほぼ同形である。製造番号1709 - 1711から11年経て、ほぼ同形機関車製造され経緯不明である。 この時期に当機が購入され経緯には、いろいろと込み入った事情あったようである。この機関車は、ワークス写真残され連結器種類から、本来台湾向けに製造され機関車ではないと推定されており、台湾総督府鉄道増備計画にもない、全く予定外の導入であった。当機の取り扱い商社三井物産であったことが判っているが、どこかの鉄道注文流れ品か、三井物産見込み発注した機関車台湾総督府鉄道押し込んだものと思われる。 当機の当初配置基隆であったが、1931年昭和6年)には高雄移り1935年昭和10年)には台北にあって入換使用されていた。その後1937年昭和12年)にはC41形(番号不変)と改称されたが、1938年昭和13年)に廃車されて、ボイラー更新と1m軌間への改軌工事実施のうえ中国にわたり、山西省の同蒲鉄路で使用された。そこでの番号100であった。同鉄道では戦後まで使用され1951年にMG52形となり、1975年廃車されたという。

※この「台湾総督府鉄道100形」の解説は、「国鉄2850形蒸気機関車」の解説の一部です。
「台湾総督府鉄道100形」を含む「国鉄2850形蒸気機関車」の記事については、「国鉄2850形蒸気機関車」の概要を参照ください。

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