台湾総督府鉄道LD50形(→台湾鉄路管理局LDT100型)
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台湾総督府鉄道では特殊狭軌の台東線向けに準同形(ピン・リンク式連結器・空気制動なし)を1942年以降日本車輌製造に発注し、LD50形として導入した。 発注総数は7両で、1942年に4両(LD501 - LD504。製造番号 958, 1063 - 1065)、1943年に3両(LD505 - LD507。製造番号 1190, 1191, 1260)である。このうちLD505 - LD507は台湾に到着していない。LD505 - LD506は輸送中に輸送船がアメリカ海軍に爆擊されて沈没し、LD507は輸送せず日本に残された後、朝鮮戦争時に再生されて米軍により大韓民国に輸送され、韓国国鉄혀기US7となった。 太平洋戦争後は、台湾鉄路管理局に引き継がれた後、改番により形式をLDT100型、車番をLDT101 - LDT104に改め、戦後も引き続き台東線で運用された。 廃車後は、花蓮鉄路文化園区にLDT103が保存されている。
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