台湾総督府鉄道ワル10000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 15:08 UTC 版)
「国鉄ワキ1形貨車」の記事における「台湾総督府鉄道ワル10000形」の解説
ワル10000形は、1939年、台湾総督府鉄道向けに製造された本形式の同系車である。車体の形状はタイプ3と同様であるが、屋根上の通風器は4個である。製造時の台車はアーチバー型の鉄道省TR20相当であったが、戦後、枕ばねがコイルばねでコロ軸受け式のスリーピース型鋳鋼製の標準台車に交換された。戦後は、台湾鉄路管理局に引き継がれ、25トン積み篷車25C10000形と改称された。本形式は、代用客車(三等客車または行李車=荷物車)としても使用された。製造両数は不明であるが、1993年には91両が在籍していたのが確認されている。 一部は、事業用の宿榮車(工事用宿泊車)に改造され、25ES10000形に改称されている。
※この「台湾総督府鉄道ワル10000形」の解説は、「国鉄ワキ1形貨車」の解説の一部です。
「台湾総督府鉄道ワル10000形」を含む「国鉄ワキ1形貨車」の記事については、「国鉄ワキ1形貨車」の概要を参照ください。
- 台湾総督府鉄道ワル10000形のページへのリンク