古神宝類とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > 古神宝類の意味・解説 

古神宝類(阿須賀神社伝来)


古神宝類

主名称: 古神宝類
指定番号 178
枝番 00
指定年月日 1955.06.22(昭和30.06.22)
国宝重文区分 国宝
部門種別 工芸品
ト書
員数
時代区分 室町
年代
検索年代
解説文: 室町時代作品

古神宝類

主名称: 古神宝類
指定番号 186
枝番 00
指定年月日 1956.06.28(昭和31.06.28)
国宝重文区分 国宝
部門種別 工芸品
ト書
員数
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

古神宝類

主名称: 古神宝類
指定番号 187
枝番 00
指定年月日 1956.06.28(昭和31.06.28)
国宝重文区分 国宝
部門種別 工芸品
ト書
員数
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

古神宝類

主名称: 古神宝類
指定番号 749
枝番 00
指定年月日 1957.02.19(昭和32.02.19)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数
時代区分 室町
年代
検索年代
解説文: 室町時代作品

古神宝類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 09:55 UTC 版)

阿須賀神社」の記事における「古神宝類」の解説

明徳元年1390年)、足利義満阿須賀神社造替に際して奉納した工芸品類。熊野速玉大社の古神宝類と同類のもので、祭神所用具として奉納された神服、調度品などの一括である。70点余ある全て国宝指定されている。1951年昭和26年)、文化財保護委員会文化庁前身買い取りとなり、現在は京都国立博物館所蔵されている。

※この「古神宝類」の解説は、「阿須賀神社」の解説の一部です。
「古神宝類」を含む「阿須賀神社」の記事については、「阿須賀神社」の概要を参照ください。


古神宝類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 14:44 UTC 版)

熊野速玉大社」の記事における「古神宝類」の解説

神社所蔵総数1,000点を超える古神宝類は、1955年昭和30年6月22日一括して国宝指定された。ここで言う神宝」とは、祭神所用具として製作・奉納され服飾調度類のことで、上述第一殿から第十二殿に祀られる祭神のために作られた神服、蒔絵手箱銅鏡弓矢染織用具などが含まれる神宝 - 「しんぽう」「じんぽう」「かむだから」などと読み広狭いくつかの意味合いがある。最広義には神社所蔵宝物全般を指す場合もあるが、狭義では祭神御料、すなわち祭神所用品として神殿奉献された神服、調度武器武具紡績具などの品々を指す。古文献には「神宝」と「装束」を分けて記載している例もあり、その場合は武器武具紡績具などがより厳密な意味での「神宝」となる。現代の文化財用語としては、厳密な意味の「神宝」と装束類などを併せて神宝類」と呼称している。 熊野新宮では平安時代以来33年一度遷宮を例とし、遷宮のたびに新たな神宝調進されていた。しかし、徳治2年1307年)の社殿焼失後は、朝廷援助得られなかったこともあり、仮殿建てられたのみで、復旧遅々として進んでいなかった。ようやく明徳元年1390年)に至って遷宮が行われ、現存する神宝大部分は、この時に時の幕府足利義満)が中心となって製作・奉納したのである(ただし、一部時代の下る遺品混在する)。熊野三所称される結宮(中御前)、速玉宮(西御前)、証誠殿への神宝奉納は、それぞれ禁裏天皇)、仙洞上皇)、室町殿将軍)によって行われた速玉大社には『熊野山新宮神宝目録』(明徳元年本奥書)、『熊野山新宮御神宝内外御装束之事御調造替文目録』(年紀なし)という2種類神宝目録伝存する(いずれの目録も、現存するもの江戸時代写本)。これらの目録には、各祭神奉献され神宝の名称、材質文様等が詳細に記載されており、現存神宝類とも符合するので、貴重な資料となっている。 現存の古神宝類は、男神用、女神それぞれの神服、各祭神奉納され蒔絵の手箱(化粧道具納める付の箱)、太刀などの武器武具類紡績具などに分類される。 神服類 - 男神所用のものとして袍(ほう)1領、直衣(のうし)1領、表袴うえのはかま)2腰、指貫さしぬき)1腰のほか、冠、石帯、笏、玉佩ぎょくはい)、挿鞋そうかい)などがあり、女神所用のものとしては衵(あこめ)18領、単(ひとえ)12領、唐衣からぎぬ)9領、海賦裳(かいぶのも)8腰などがある。なお、以上のうち、「単」については、国宝指定名称では「薄衣」(うすぎぬとなっている。彩絵檜扇10握も女神用のものである武器武具類 - 男神である速玉神に奉納されたもので、鳥頸太刀(とりくびたち)2口のほか、弓、平胡籙ひらやなぐい)とこれに盛る箭(や)と鏑箭(かぶらや)、唐鞍などがある。鳥頸太刀柄頭つかがしら)に鳳凰頭部飾り、柄は銀鮫、鞘は銀板包みの上透彫金具施した豪華なのである。以上の武器武具類はいずれ実戦ではなく儀仗用のものである現存する鳥頸太刀2口は外装のみが残っていて、中身刀身は1口は明治時代紛失、もう1口は第二次大戦後に連合国軍により接収され所在不明となっている。 紡績具 - 女神用のもので、縳(つむ)、笥(おけ)、桛(かせ)、などがある。縳は糸に撚りをかける道具笥は糸に撚りをかけるに付け入れておく容器、桛は紡いだ糸を巻いておくものである蒔絵の手箱 - 新宮祭神十二所(上四社、中四社、下四社)と旧摂社阿須賀神社用に計13調進された。うち、阿須賀神社への奉納分は第二次大戦国有化され、現在は京都国立博物館所蔵となっている。また手箱のうちの1合(橘蒔絵手箱)は民間所有となっており、速玉大社現存する手箱11合である。各手箱には白銅鏡鏡箱歯黒箱、白粉箱(おしろいばこ)、薫物箱(たきものばこ)、鑷(けぬき)、鋏などの内容品が残されている。手箱11合のうち8合は地を梨子地とするのに対し蒔絵手箱2合、唐草蒔絵手箱1合の計3合は地を沃懸地いかけじ)とし、より格の高い作りとなっている。これらは蒔絵手箱2合が結宮(中御前)と速玉宮(西御前)に、唐草蒔絵証誠殿に、それぞれ奉納されたものである。これらの手箱の主文様として本来天皇家の紋である使用されているのは、足利家禁裏から桐紋使用許されていたためである。1950年には社殿補修工事費用充てるために売却検討されことがある。 これらの古神宝類は、制作年代由緒が明らかであり、南北朝時代染織漆工金工などの工芸品基準作例として重要である。 国宝「古神宝類」の明細 古神宝類 袍 萌黄浮線綾丸文固綾 1領 直衣 白龍膽文綾 1領 衵 蘇芳小花銀襴 1領 衵 香雲立涌文固綾 3領 衵 萌黄小葵浮線綾丸文二重織 2領 衵 経縹緯白小葵文固綾 1領 衵 淡紅小葵文固綾 3領 衵 萌黄小葵文固綾 7領 衵 淡香小葵文綾 1領 薄衣 萌黄幸菱文固綾 8領 薄衣 白遠文固綾 1領 薄衣幸菱文固綾 1領 薄衣 淡紅幸菱文固綾 1領 薄衣 白小文固綾 1領 唐衣 緯白小葵浮織 7領 唐衣 萌黄小葵文固綾 1領、 唐衣 蘇芳唐草文銀襴 1領 表袴 白窠霰文二重織 1腰 表袴 緯白椿唐草文固綾 1腰 指貫香雲立涌文固綾 1腰 海賦白小文固綾 8腰 衾 朽葉人物唐草文繻珍 1帖 衾 白小文固綾 1帖 衾 黄地浮線綾丸文唐織物 6帖 平裹 黄地浮線綾丸文唐織物 1帖 衣 濃香小葵文綾 残欠 1口、衣 白遠文綾 残欠 1口 衣 香小葵文綾 残欠 1口 袴 紅平絹 残欠 3口 袴 紅平絹 残欠 5口 袴 紅精好 残欠 一括 両面組紐残欠 6条 冠 1頭・蒔絵冠箱 1合 挿頭30枝 木笏 1握・蒔絵笏箱 2合 玉佩2旒・蒔絵玉佩箱 1合 義髻 28彩絵檜扇 10握 紅帖紙 21帖 附:懐紙 3帖 錦包挿鞋2双・唐花蒔絵挿鞋箱 2合 蒔絵御衣箱4合 赤地小葵文錦包木枕 1箇 附:赤地錦袋 1口 銀蒔絵衣架 12金銀鳥頸太刀 2口 附:平緒残片1枚赤地錦袋2口、朱塗太刀唐櫃1合 朱塗弓 2張 附:赤地弓袋 1口、朱塗唐櫃 1合 蒔絵胡籙1具・金銅鏑箭 2隻・金銅28蒔絵胡籙 1具・金銅鏑箭 2隻・金銅28隻、附:赤地錦袋1口、朱塗胡籙1合 2口 2口 文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 唐草文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 唐草文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 籬文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 籬文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 牡丹文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 菊唐草文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 松文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 松文鏡 1面 附:黒漆平文鏡箱 1合、赤地錦袋 1口 松竹双文鏡1面 附:黒漆平文鏡箱 1合 蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面蒔絵鏡箱1合、銀歯黒箱2合、銀白粉箱2合、銀薫物箱2合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作1本、銀払1箇、銀菊花形皿3口、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵29蒔絵櫛箱1合、附:赤地錦袋1口) 蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面蒔絵鏡箱1合、銀歯黒箱2合、銀白粉箱2合、銀薫物箱2合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作1本、銀歯黒筆1本、銀払1箇、銀菊花形皿3口、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵29蒔絵櫛箱 1合、附:黄地錦袋1口) 唐草蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面蒔絵鏡箱1合、銀歯黒箱2合、銀白粉箱2合、銀薫物箱2合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作2本、銀歯黒筆1本、銀払1箇、銀菊花形皿3口、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵29唐草蒔絵櫛箱 1合) 籬菊蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面蒔絵鏡箱1合、銀歯黒箱2合、銀白粉箱2合、銀薫物箱2合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作2本、眉刷毛1本、銀歯黒筆2本、銀払1箇、銀菊花形皿3口、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵29、籬蒔絵櫛箱 1合、附:赤地錦袋1口) 牡丹蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面蒔絵鏡箱1合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作2本、銀歯黒筆2本、銀払1箇、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵29、附:赤地錦袋1口) 橘蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面蒔絵鏡箱1合、銀歯黒箱2合、銀白粉箱2合、銀薫物箱2合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作1本、銀歯黒筆2本、銀払1箇、銀菊花形皿3口、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵29、附:赤地錦袋1口) 菊唐草蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面蒔絵鏡箱1合、銀歯黒箱2合、銀白粉箱2合、銀薫物箱2合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作1本、銀歯黒筆2本、銀払1箇、銀菊花形皿3口、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵29、附:赤地錦袋1口) 唐花唐草蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面蒔絵鏡箱1合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作2本、銀払1箇、銀菊花形皿2口、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵27、附:赤地錦袋1口) 唐花唐草蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面蒔絵鏡箱1合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作2本、銀歯黒筆2本、銀払1箇、銀菊花形皿2口、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵29、附:赤地錦袋1口) 蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面蒔絵鏡箱1合、銀歯黒箱2合、銀白粉箱2合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作2本、銀歯黒筆1本、銀払1箇、銀菊花形皿3口、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵29、附:赤地錦袋1口) 蒔絵手箱 1具(内容品:白銅鏡1面銀歯黒箱1合、銀薫物箱2合、銀鑷1箇、銀鋏1箇、銀耳掻1本、銀髪掻2本、銀眉作2本、銀歯黒筆1本、銀払1箇、銀菊花形皿3口、白磁皿1口、銀解1枚蒔絵29、附:赤地錦袋1口) 手箱内容品銀鑷1箇 銀鋏 1箇 銀耳掻 1本 銀髪掻 1本 銀3枚 銀覆輪4 蒔絵 28 白銅鏡 6面 蒔絵硯箱 1合 水晶玉 4顆 附:赤地錦袋4口 松蒔絵笥2合 蒔絵2枚 金銅縳1双 銀縫針 7本 朱塗唐櫃 12合 金鏁1箇 朱塗12基 金唐鞍 1具金銅壺鐙1双 金銅轡1双 金銅杏葉 17朱塗鞭 1本 附:赤地錦袋1口 金装錦包懸守 1懸

※この「古神宝類」の解説は、「熊野速玉大社」の解説の一部です。
「古神宝類」を含む「熊野速玉大社」の記事については、「熊野速玉大社」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「古神宝類」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「古神宝類」の関連用語

古神宝類のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



古神宝類のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2024 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの阿須賀神社 (改訂履歴)、熊野速玉大社 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS