口かみ酒とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 食物 > > > 口かみ酒の意味・解説 

口かみ酒(くちかみしゅ)

昔、コメまたは雑穀などを口でかんで吐き出し、それを発酵させてつくった酒。穀類デンプン唾液アミラーゼ糖化させたものである村落共同体儀礼に際して酒をかみつく風俗は、古代中国日本もとより台湾、メラシネア、ミクロネシアポリネシア南アメリカなど環太平洋地域原住民広く分布していた。中部日本においては大正年間まで口かみの酒をつくる習俗が遺(のこ)っていたといわれ、また沖縄諸島では一九世紀まで口かみの酒が神酒として用いられた。沖縄の口かみの酒には、カメンコ、ガメン、ガメンコ、ガメンシルマシ、ノマイミキと呼ばれるものがあった。口かみ酒を醸す習俗はすでに失われたが、近代以降も口かみ酒以外の手づくり神酒つくって神供する習俗沖縄各地残っており、そのつくり方は九種にのぼる。




口かみ酒と同じ種類の言葉

このページでは「焼酎・泡盛用語集」から口かみ酒を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から口かみ酒を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から口かみ酒を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「口かみ酒」の関連用語

1
4% |||||

口かみ酒のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



口かみ酒のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
本格焼酎と泡盛本格焼酎と泡盛
Copyright (C) 日本酒造組合中央会 2024.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS