叡王戦優勝・電王戦出場
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2015年、第1期の叡王戦で、決勝三番勝負において、2-0で郷田真隆を破り、優勝。初代叡王となり、第1期電王戦でコンピューターソフト「ponanza」との二番勝負に出場。第1局は2016年4月9-10日の二日制で岩手県・関山中尊寺にて行なわれ、85手で敗れた。第2局は同年5月21-22日に滋賀県・比叡山延暦寺で行われたが118手で敗れ、連敗で幕を閉じた。 2016年の第2期叡王戦は、前回優勝につきシードで本選からの登場となったが、 1回戦で初出場の羽生善治に敗れた。 2016年度の第75期順位戦B級1組は、最終局を迎えた時点で久保利明が山崎と同成績(8勝3敗)ながら、順位差でA級昇級を決めており、残り1枠を山崎(8勝3敗)、豊島将之(7勝4敗)、阿久津主税(7勝4敗)の3人が争っていた。山崎のA級昇級には勝利が絶対条件となる最終局で阿久津との直接対決に敗れた。順位戦最終局の終了後は山崎・阿久津・豊島の3人とも8勝4敗の同成績となるも、順位差で豊島がリーグ2位の昇級枠に滑り込み、阿久津と山崎はA級昇級を逃す結果となった。しかし、この年の好成績が結果として4年後のA級初昇級へと繋がることになる(後述)。 2017年11月19日、JT将棋日本シリーズ決勝戦において、豊島将之を破り同棋戦初優勝。 第67回(2017年度)NHK杯戦では、1回戦で中村太地との「将棋フォーカス」MC対決に勝利、2回戦では羽生善治に勝利する等で順調に勝ち進み、前回優勝時以来13年ぶりに決勝進出、2018年3月18日放送の決勝戦で稲葉陽を破り、2度目の優勝を果たした。 2018年4月22日天童人間将棋にて、詰みを認識した時に、相手である屋敷九段に「お前はもう詰んでいる!」と言い放ち、勝ち切った。
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