参加者・寄稿者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 15:02 UTC 版)
共存同衆として参加や寄稿した中には、犬養毅、井上哲次郎、岩崎弥之助、尾崎行雄、菊池大麓、島地黙雷、島田三郎、高橋是清、田口卯吉、谷干城、鳩山和夫、武者小路実世(実篤の父)、磯野計(のち明治屋創業)などの名前がみえる。幅広い思想の拠り所となるが、主に立憲改進党や自由党の母体として機能していくことになる。彼らの出身地は、高知県、京都府が多いが、続いて、山口県、佐賀県、宮崎県、徳島県、東京府、その他各地と多様であった。留学先はイギリス、ついでアメリカが多かった。 共存雑誌や講談会で論じられた内容は、法律・教育・理財商業・衛生の4つが主要テーマであり、論調としては単なる現状の考察や批判に終始せず、具体的提案を伴うところが特徴であった。具体的なトピックとしては、議会政治、民法・刑法の整備、条約改正、女性の地位向上、民衆の権利・義務意識の啓蒙、国産品保護育成と振興、政府の安易な国債財政の批判、国内殖産興業、愛国の公心、国民的統一、身分差別批判などであった。論文の寄稿数は小野梓が際立って多い。
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