原爆名Tシャツ問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 03:48 UTC 版)
「花ざかりの君たちへ (テレビドラマ)」の記事における「原爆名Tシャツ問題」の解説
「2011年のフジテレビ騒動」も参照 2011年8月7日放送の第5話において、前田敦子が演じる芦屋瑞稀が、背中に「LITTLE BOY」、正面に「FOOL ON THE HILL FRIENDS」とプリントされたTシャツを着用した。「LITTLE BOY」は太平洋戦争中の1945年8月6日、人類史上はじめて実戦で使われた原子爆弾のコードネーム「リトルボーイ」を連想させるものであるとされ、なおかつ放送日は広島原爆忌の翌日にあたることから、ドラマ放映中からネットで大きな波紋を呼んだ。同時に正面の正面にプリントされた「FOOL ON THE HILL」も「島国の愚か者達に原爆を」と解釈された。 折しもフジテレビの韓流偏向を疑う人々によるデモが企画されるなどされていた時期でもあり、実際にはTシャツとデモは別問題であるものの、双方への批判を互いに煽る形となった。 広島県には「不謹慎だ」とするメールや電話などが約130件、広島市にも約150件あったという。2011年9月8日にフジテレビで放映された別のドラマ『それでも、生きてゆく』で日本人を侮蔑するJAP18とタイトルされた雑誌が放映されたため意図的なものであったのではないかともささやかれている。 2011年8月10日、広島県はこの件でフジテレビに対し、正式に配慮の申し入れを行った。 時事通信の報道によると、フジテレビは広島県に対し、「不快な思いをさせたことは遺憾に思う。今後は誤解を招かないように番組制作に取り組んでいく」と回答したという。 J-CASTニュースの取材によると、当Tシャツのメーカーは「LITTLE BOY」はThe Beatlesの楽曲である「Little Child」と「This Boy」、「FOOL ON THE HILL FRIENDS」は同じくThe Beatlesの楽曲「The Fool On The Hill」からイメージして作ったとコメントしている。
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