原作・TV版と劇場版旧2作の設定の違い
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「星野鉄郎」の記事における「原作・TV版と劇場版旧2作の設定の違い」の解説
TV版では設定年齢10歳でキャラクターデザインは原作を継承している。原作及びTV版の顔は、TV版「怒髪星」のエピソードでその星の住民から「ジャガイモのような顔」と言われている。 一方、劇場版1作目では設定年齢が10歳から15歳に引き上げられ(母親の死からメーテルとの出会いまで5年のタイムラグが設けられている)、それに伴って鉄郎の性格なども10代の若者らしくなり、物を見る視点もメーテルに近くなっている。また、TV版に比べて瞳の大きさが目立つ凛々しい顔立ちになっている。15歳に引き上げられたのは、TV版のファンの年齢層が想像以上に高かったためである。また劇場版に青春ドラマの要素を盛り込もうとしたためでもある。 見違えるような顔つきの変化だが、劇中回想の幼い頃の鉄郎は原作・TV版と同じ姿であり、成長した姿であることが描写され、だんご鼻が特徴として残っている。また、ときおり目の形が原作やTV版のような形になるカットも確認できる。劇場版3作目の「エターナルファンタジー」では原作の漫画、TV版を踏襲したものに戻され、『銀河鉄道物語』のOVAでは、劇場版旧2作の大人顔を踏襲したものになっているほか、英雄視されている描写などもこの劇場版第2作の描写を踏まえたものとなっている。また島崎譲作画による原作エターナル編のリブート版的作品になる『銀河鉄道999 Another Story アルティメットジャーニー』では、明確に劇場版旧2作の続編として描かれているため、鉄郎の姿もこの設定になっている。 また劇場版旧2作では取り入れられていないために、鉄郎の設定として有名なものの中で現時点ではこちらの鉄郎には設定されているか不明確な設定が2つある。 原作/TV版ではラーメンが好物であるであるが、こちらの鉄郎では不明。 原作/TV版『化石の戦士』(TV12・13話)で化石の番人を自称する男に斬りつけられた際に背中に大きな傷痕を負ったが、こちらも不明。 松本の別作品『蜃気楼フェリー アイランダー0(レイ)』の表紙イラスト(少年画報社版および大都社版)には、この劇場版の鉄郎に似た少年が描かれている。 惑星メーテルに着いた際、劇場版では機械人にそれを聞かされた後、問い詰めたが沈黙し否定しなかったその時にメーテルを平手打ちし、直後に背後から警棒で殴られ昏倒している。
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