原住民の典拠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 04:00 UTC 版)
地理に関する早期の現存する考察はほぼ古代の言語に限られている。歴史上の地理学者による英語の "British Isles" は宗教改革以降にのみ見られる。 原住民によるこの島々への最古の集合的な用語の出典は、6世紀のアイルランドの僧侶聖コルンバによるブリテンの人々への伝道活動を記した聖コロンバ伝である。これは7世紀末にアイオナ島にかなりの数のピクト人およびイングランド人の僧侶と共に住んでいたアイルランドの僧侶アドムナン (Adomnán) により書かれ、当時ブリテン諸島全体の権威と考えられていた。この作品ではこの諸島は「大洋の島々」の意の oceani insulae と呼ばれ(Sharpe版2巻、46 = Reeves版2巻、47)、使用は控えめだった。 他の原住民の典拠は8世紀に書かれたベダの Historia ecclesiastica gentis Anglorum にある。そこでは「島々」を意味する insularum が使われていた。 それらの語は宗教改革後の英語の用法には入らなかった。最初の引用の "British Isles" が1621年、権威あるオックスフォード英語辞典に加えられた。
※この「原住民の典拠」の解説は、「ブリテン諸島」の解説の一部です。
「原住民の典拠」を含む「ブリテン諸島」の記事については、「ブリテン諸島」の概要を参照ください。
- 原住民の典拠のページへのリンク