原住民の文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:36 UTC 版)
詳細は「台湾原住民」を参照 台湾原住民は現在40数万人が台湾内に居住している。人類学や民俗学の視点より原住民の建築、焼畑農業、刺青、被服、舞踊などが研究され、南島文化に近い文化を有していることが明らかとなっている。平野部に居住する原住民は漢化が進んでいるが、それでも部落組織に関しては独自の習慣が残っている場合がある。ブヌン族では父系社会、アミ族では母系社会と原住民の間でも異なる文化を有している。 原住民は祖霊信仰を重視し、山上に祖霊が居住するとともに族人の豊穣を見守っていると信じられている。各原住民はそれぞれ独自の豊穣祭の祭祀を行い、ブヌン族の射耳祭や小米祭、サイシャット族が隔年に行う矮霊祭、タオ族の飛魚祭、パイワン族の五年祭、プユマ族の有海祭、猴祭、鋤草祭などが存在している。 このほか原住民の工芸品に関してはルカイ族の陶器や瑠璃工芸、ブヌン族の皮衣、サオ族の皮革工芸が、音楽はブヌン族やアミ族の無半音五声音階などそれぞれ特色を有している。
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