単品管理の手法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 07:00 UTC 版)
量販店などの場合は、レジでバーコードを読み込み、データベースからバーコードの番号に紐づけられた商品名などの販売情報をその場で記録する。また、バーコードの貼れない商品(コンビニのファストフード、スーパーマーケットの鮮魚やばら売りの青果の一部など)は、レジのタッチパネルで商品を選ぶことで、単品単位で売り上げを記録する。 以前は、コンビニエンスストアのPOS端末に「客層ボタン」というものがあり、ここで購入顧客の年齢や性別を入力され、それで「どの年代の人が何を買ったか」というところまで分析していたが、ファミリーマートとローソンでは廃止されている。 これは、顧客の見た目で年齢を判別するのが困難、オペレーションが簡素化されない、ポイントカードの利用が進み、そのボタンを使用しなくても顧客の情報が収集できるようになったことが原因である。 飲食店・ガソリンスタンドなどを除く販売店でのPOSでは、商品へのマーキングがほぼ必要不可欠となる。近年(2019年現在)ではデータの収集と集計を容易にするためにバーコードを使ったマーキングを用いることが多い。 バーコードを商品へ装着するマーキングには2種類の方法がある。 「ソースマーキング」は、商品の製造または流通過程で商品や梱包袋、箱などにバーコードを印字またはシールを商品に付けることである。 「インストアマーキング」は、製造・出荷段階でソースマーキングができない商品(店内調理の総菜など)に小売店など印字されて使用されるバーコードシールを張ることであり、特定の店。チェーン流通経路だけで使用される。
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