南山カントリークラブとは? わかりやすく解説

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南山カントリークラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 13:41 UTC 版)

南山カントリークラブ
Nanzan Country Club
南山カントリークラブの空中写真。
2011年平成23年)5月20日撮影の3枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
所在地 日本
愛知県豊田市中金町獅子ヶ谷955番地
概要
開業 1975年昭和50年)11月1日
運営 メンバーシップコース
設計 井上 誠一
運営者 株式会社南山カントリークラブ
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 419 1 4 399
2 5 552 2 4 369
3 4 404 3 3 221
4 3 206 4 4 446
5 4 403 5 5 542
6 5 540 6 4 445
7 3 177 7 5 498
8 4 388 8 3 189
9 4 436 9 4 400
36 3525 36 3509

その他
公式サイト 南山カントリークラブ
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南山カントリークラブ(なんざんカントリークラブ)は、愛知県豊田市中金町にあるゴルフ場である。

概要

南山カントリークラブは、1967年昭和42年)に起きた「愛知カンツリー倶楽部」の移転騒動にある、県有地にゴルフ場はと県議会で騒ぎが起こった[1]。「名古屋ゴルフ倶楽部」理事長で中部日本放送株式会社会長の佐々部晩穂は、豊田市中金地区を移転先に決めると県議会が収まり、愛知カントリー倶楽部は移転を免れた[1]

佐々部は、豊田市中金地区に新たなゴルフ場の建設を考え、1971年(昭和46年)11月15日、経営母体「賀茂開発株式会社」を設立し、社長に佐々部が就任した[1]1972年(昭和47年)3月、「南山カントリークラブ」を創立し、理事長に佐々部が就任した[1]

ゴルフ場建設用地は早期にまとまったが、豊田市中金地区は、用地面積の半分が保安林だった[1]。その解除に申請から1年6カ月も要した[1]。コース設計は井上誠一に依頼した[1]尾根が入り組み岩盤が多い用地だが、井上は自身がある後世に誇れるものを造ってみせるといった[1]

1975年(昭和50年)11月1日、18ホールの造成工事が完成し、仮開場された。大きな岩盤に支えられた谷や岩壁、フェアウェイを塞ぐ露出された岩塊だったり、まるで正反対の作品であった[1]。井上誠一は後に、上手い人はいいコースを造っておけば自然に技術が向上すると語っている[1]1976年(昭和51年)10月9日、18ホールのゴルフ場は正式に開場された[1]

所在地

  • 〒470-0312:愛知県豊田市中金町獅子ヶ谷955番地

コース情報

  • 開場日 - 1975年(昭和50年)11月1日
  • 設計者 - 井上 誠一
  • 面積 - 1,000,000m2(約30.2万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、7,034ヤード、コースレート73.7
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 2グリーン、ベント
  • ハザード - バンカー60、池が絡むホール5
  • ラウンドスタイル - 全組キャディ付、最新GPSナビ導入済、5人乗りカートを導入
  • 練習場 - 打席ヤード
  • 休場日 - 毎週月曜日1/1(4-6、9-12最終月曜日)[2]

クラブ情報

ギャラリー

  • コース - [4]
  • ハウス - [5]

交通アクセス

鉄道
道路

エピソード

6番ホールは、ぐるりと谷際の尾根上に狭いフェアウェイをめぐらせたホール[7]

13番ホールは、フェアウェイ280ヤード地点にあり巨大な岩塊は、工事中に動かせずロックバンカーという新品種のハザードを造ってしまったホール[7]

14番ホールは、急激な無謀なほどの右ドッグレッグの「地獄谷」ホール[7]

16番ホールは、打ち下ろし岩盤と三つの池をもつ、「南山ではなく難山ではないか」と嘆きたくなるホール[7]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「「地獄谷」「ロックバンカー」「万里の長城」・・岩盤を最大限に生かした設計家・井上誠一の自信作」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年3月22日閲覧
  2. ^ 南山カントリークラブ”. ゴルフダイジェスト. 2021年3月22日閲覧。
  3. ^ 南山カントリークラブ”. ゴルフホットライン. 2021年3月22日閲覧。
  4. ^ コースレイアウト”. 南山カントリークラブ. 2021年3月22日閲覧。
  5. ^ レストラン”. 南山カントリークラブ. 2021年3月22日閲覧。
  6. ^ a b アクセス”. 南山カントリークラブ. 2021年3月22日閲覧。
  7. ^ a b c d 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「「地獄谷」「ロックバンカー」「万里の長城」・・岩盤を最大限に生かした設計家・井上誠一の自信作」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年3月22日閲覧

関連文献

  • 『ゴルフ場ガイド 西版』、2006-2007、「南山カントリークラブ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年3月22日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「「地獄谷」「ロックバンカー」「万里の長城」・・岩盤を最大限に生かした設計家・井上誠一の自信作」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年3月22日閲覧

関連項目

外部リンク




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