北海道函館西高等学校への統合と本校の閉校について
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「北海道函館稜北高等学校」の記事における「北海道函館西高等学校への統合と本校の閉校について」の解説
本校の統合先であり、事実上の存続校である「北海道函館西高等学校」の表現について混乱が生じるため、本項では、2019年3月31日までのものを「(旧)北海道函館西高等学校」と、 2019年4月1日からのものを「(新)北海道函館西高等学校」と表現している。 統合日は、2019年(平成31年)4月1日である。 母体校及び統合後の使用校舎は、(旧)北海道函館西高等学校(北海道函館市元町7番地17号)である。 統合日以降、本校在校生及び卒業生の学籍は(新)北海道函館西高等学校へ転籍されず、北海道函館稜北高等学校のままとなる。従って本校在校生は、統合日以降も本校校舎に本校生徒として在籍通学し、本校生徒として卒業した。 本校は平成31年度以降、生徒募集停止となった。平成31年度は第2学年と第3学年が、令和2年度は第3学年のみが在校生となった。 (旧)北海道函館西高等学校に在籍している生徒は、統合日以降(旧)北海道函館西高等学校の校舎に、(新)北海道函館西高等学校の生徒として在籍通学する。そして(新)北海道函館西高等学校の生徒として卒業する。 本校卒業生は「一般財団法人稜北財団北海道函館稜北高等学校同窓会」へ入会し、(旧)北海道函館西高等学校の卒業生は「北海道函館西高等学校つゝじヶ丘同窓会」へ入会していた。一方、(新)北海道函館西高等学校の卒業生は、「北海道函館西高等学校つゝじヶ丘同窓会」へ入会することになる。2020年現在、両同窓会の統合予定はない。 北海道立学校の設置は「北海道立学校条例(昭和39年北海道条例第41号)」に基づく。平成30年第3回北海道議会定例会では、両校統合に関わる加筆修正が加えられない改正条例案が提出され可決した(議案第10号「北海道立学校条例の一部を改正する条例案」2018年(平成30年)10月10日原案可決)。つまり統合日以降も同条例に両校名が記されていることから、条例上は両校が独立して存在している。そして令和2年第3回北海道議会定例会では、本校名を廃止のために削る旨が記された改正条例案(議案第11号「北海道立学校条例の一部を改正する条例案」2020年(令和2年)10月2日原案可決)が提出され可決した。これにより本校は2021年(令和3年)3月31日をもって廃止(閉校)した。よって両校統合後の校名は、母体校の「北海道函館西高等学校」が継続することになった。 北海道教育委員会や本校及び(旧)北海道函館西高等学校としては、両校を「再編統合」とし、(新)北海道函館西高等学校を「新設校」と表現していた。しかし以上の理由から、事実上は「本校の閉校」と「北海道函館西高等学校の存続」という形になった。 (新)北海道函館西高等学校の校章、校歌、校訓、制服は、(旧)北海道函館西高等学校のものから一新された。また「学年制」のよる全日制課程普通科から、「単位制」による全日制課程普通科に変更された。間口数(学級数)は、両校の間口数を合わせた6間口となった。 2019年(令和2年)4月1日から本校内に知的障がい者の教育を行う「北海道函館高等支援学校」が開校した。本校が閉校する2021年(令和3年)3月31日まで両者が同居し、本校閉校後は校舎と敷地を北海道函館高等支援学校へ引き渡した。
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