勢力・技術力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/26 06:07 UTC 版)
ギルガメスの勢力範囲は、バララントに比べて小さい。これは、ギルガメスがバララントに比べ資源豊富な惑星を統治下にできなかったことが多く、百年戦争の中でそういった多くの惑星は失われ、ギルガメスは最初の首都星であるギルガメスをアストラギウス暦7126年に、続く主星のビシュティマを7171年にバララントの攻撃で失っている。そういった勢力圏内としてはバララントに比べ不足しがちであり、戦争によって民衆の生活水準は著しく低下しており、各地では経済格差によるインフレや戦争難民収容などに追われている。 反面ギルガメスの技術力は一部を除いてバララント側に比べて高く、特にATの開発では主星となったメルキアで7181年に第一号MT(マシントルーパー)を開発、戦局に貢献した後は次々とATを生み出してゆき、7198年のATM-09-STスコープドッグの開発によってそれまでの劣勢を挽回するまでになった。 しかし、こういったATの開発でギルガメスが百年戦争末期には極めて優位に経ったのも束の間、バララント側も捕獲したATM-09を研究・分析しBATM-03ファッティーを開発、これによって百年戦争末期のギルガメスの攻勢を凌ぎきった。 現在もATはメルキアを中心に開発が行われているが、未だにスコープドッグを凌ぐ完成度を誇るATは完成されず、7215年の再戦後もギルガメスはスコープドッグを、バララントはファッティーを使用し続けた。 こういったAT開発の一日の長ではギルガメスに分があるものの、ATの開発が百年戦争末期を、より破壊と混迷を彩らせるようになってしまい、それ故に人々はATと、パイロットである装甲騎兵を「VOTOMS(最低野郎共)」という言葉で呼ぶようになった。 更にそのATのスペシャリストとなる集団として構築されたメルキア戦略機甲兵団特殊任務班X-1のレッドショルダーや、更にATに対応すべき新人類としてPSが生み出されたのも、ギルガメスが先んじている。
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