動物による集団自殺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 01:22 UTC 版)
人間以外では、レミングが集団で自ら水に飛び込み溺死する事象が有名で、動物の集団自殺の例とされることがあるが、これは誤りであり、人間以外の動物は自殺しないとされている。詳しくはレミングのページを参照。 沿岸部でクジラの群れが砂浜に乗り上げ、集団で死ぬ原因については、これらの場合ほとんどが母子などの血縁関係にある集団のクジラでみられる傾向であり、一頭が湾岸部に迷いこみ進路を誤って乗り上げる(その原因は寄生虫、磁気異常など諸説ある)とそれに随伴していたクジラがその場を去らないことから、次々に乗り上げるとされている。座礁鯨を参照。 クジラの集団座礁に類する例としては、バッファローの集団転落死が挙げられる。バッファローは前方の視界が悪い為、集団行動時に先頭の一頭が崖バタへ追い立てられたり誘導されたりすると、連動的に並走や追走をしてしまい、図らずもそのまま死線を踏み越え、結果として連鎖的な集団投身が起きてしまうというものである。カナダの先住民族はこの性質を利用して、効率的にバッファロー狩りを行なっていた。
※この「動物による集団自殺」の解説は、「集団自殺」の解説の一部です。
「動物による集団自殺」を含む「集団自殺」の記事については、「集団自殺」の概要を参照ください。
- 動物による集団自殺のページへのリンク