動植物園正門延伸案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/04 14:49 UTC 版)
「熊本市電健軍線」の記事における「動植物園正門延伸案」の解説
2004年1月の熊本日日新聞において、熊本市が策定中の江津湖観光活性化計画の一環として、市電の延伸を検討していると報じられた。この計画は2002年の路線10案には含まれていない。総事業費は約10億円。報道によれば、2007年度の着工、2008年度中の開業を考えているなど、最も実現性の高い計画であった。概要は以下のようなものであった。健軍線の動植物園入口電停から分岐し、熊本市東区の庄口公園の東側に単線を敷設、動植物園正門まで800メートル延伸する。 公園の南側と終点の動植物園正門前の2箇所に交換設備つき電停を設置する。 動植物園の第一駐車場(330台収容)はパークアンドライド駐車場として活用する。 公園北側には現在の大江車両基地に代わる12両収容の車庫を設ける。 しかし、庄口公園方面の延伸については、同年度の予算によって調査をした結果、採算性が見込めないことと、江津湖や熊本市水道局健軍水源地の水質に悪影響を与える可能性があることから、12月に計画の中止を発表した。自衛隊方面延伸についても、その後の進展は無い。しかし、益城方面への延伸については調査が開始された。
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