創造の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 16:39 UTC 版)
「マーベルマン/ミラクルマン」の記事における「創造の経緯」の解説
20世紀に入り、アメリカでスーパーヒーローブームが起き、イギリスにも、アメリカ製コミックブックが輸入されるようになった。 しかし、第二次世界大戦や国内産業保護のため、アメリカ製コミックブックの輸入が禁止されると、イギリスの出版社は、オリジナルのヒーローを創造(大半はスーパーマンやバットマンを翻案したものだった。)したり、アメリカから権利を取得して、出版を行うようになった。 特に人気だったのが、アメリカで絶大な人気を博したキャプテンマーベル(シャザム)で、Lミラー&サン社が1945年から白黒で刊行を開始した。 出版は、「キャプテン・マーベル・アドベンチャー」「キャプテン・マーベルJr.」「マーベル・ファミリー」「ウィズコミックス」の4誌を展開するほどの人気ぶりだった。 しかし、人気の一方でナショナルコミックス(現DCコミックス)からスーパーマンとの盗作疑惑が持ち上がり、裁判で争った結果、ナショナル側の主張を認める判決が下り、スーパーヒーローものが冷え込む時期というのもあって、ナショナルとの示談交渉に入り、40万ドルの損害賠償とキャプテンマーベル関連誌の出版が差し止められた。このことを受け、Lミラー&サン社は急遽漫画家のミックアングロにキャプテンマーベルに代わるキャラクターを考案させ、登場したのがマーベルマンとヤング・マーベルマンである。
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