創造のプラモデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:21 UTC 版)
アオシマでは一貫してユーザーを楽しませる、子供たちにプラモデルで遊んでもらうことを主眼におき商品開発を行なっている。しかし初期ウォーターラインシリーズでの考証不足や金型製造技術の低さ、人気TV作品に登場するメカによく似た製品や子供に人気の「合体」シリーズの存在などから、かつては同業他社より一段低く見られることもあった。 「合体」シリーズではアニメ・特撮作品では考えられない分割やデザインの商品を生み出した。忠実に作品世界を再現しようとするスケールモデルの世界では、こうしたメーカーサイドが提案する「遊び」は道を外れている、とみなされる場合があった。 しかし、余った部品を組み合わせて自分だけのメカを作る「合体」シリーズの有形ブロック遊びは、タカラのマグネモシリーズなどにも共通する、ユーザーに好まれる遊びであることは事実である。アオシマのキャッチフレーズだった「創造のプラモデル」はプラモデルを通した遊びを追求した結果生まれた理念でもあった。 逆説的に言えば、上位メーカーと違い型や業界のセオリーに囚われない自由な発想の商品をリリースできるのが強みとも言え、他社にはできない、挑戦的な新ジャンル・新シリーズを度々発表し話題をさらっており、「ユニーク商品の常連」として知られている。
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