創作コミュニティとしてのSCP財団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:10 UTC 版)
「SCP財団」の記事における「創作コミュニティとしてのSCP財団」の解説
サイトにはキーワード検索や記事一覧といったWikiとしての基本的な機能が備わっている。また、議論や情報交換のためのフォーラムや執筆者向けのガイドもサイト内で提供されている。自分の書いた作品をサイトに投稿するには、まず申込フォームを通じた参加申請を行ってサイトメンバーになる必要がある。全ての作品には専用の議論ページと投票ボックスが設置され、サイトメンバー同士の建設的な批評を受けることができる。投稿できる記事に制限はないが、クオリティを保つための仕組み作りが考えられており、投票で否定的評価の多かったものはスタッフによって削除される。また時折、決められた期間で提示されたテーマに沿った創作を行い、出来た作品を評価し合う創作コンテストも開催されている。 SCP財団には大元である英語サイトの他に、英語以外の言語を使用するサイトがそれぞれ存在しており、これらはSCP財団の支部という位置づけである。支部は英語の創作物の翻訳のほか、SCP財団の背景設定に従ったその言語独自の創作物も執筆している。子サイトであるInternational Translation Archiveでは、支部で制作された作品の一部が英語に翻訳されたうえで、投稿されている他、支部を含めたSCPコミュニティ全体の交流の場として機能している。 Wikiサイトのほかにも、行政サービスやメンバー間の交流を目的としてDiscordやInternet Relay Chat(IRC)などに公式なチャットルームを設けているほか、RedditにはSCP財団の創作物に関するフォーラム(サブレディット)がある。またFanFiction.netなど外部の二次創作サイトにはSCP財団が登場する無数の二次創作小説や他作品とのクロスオーバー小説も投稿されている。SCP財団についての創作を投稿している人々の中にはプロの創作関係者もおり、例として脚本家のマックス・ランディスがいる。 姉妹サイトとして"The Wanderer's Library"が存在し、同世界観かつ別視点がメインとなる執筆活動の場となっている。
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