副軸とは? わかりやすく解説

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副軸

英語 countershaft

FRMTにおいて、1~5速減速回転後退回転取り出すために入力出力2つギヤ噛み合っているが、主軸下側にあり入力側の各ギヤが列になっている軸のことをいう。副軸は、クラッチディスク軸に嵌合するメインドライブギヤで駆動され、前から副軸駆動ギヤ3速~1速ギヤ5速後退ギヤなどがある。副軸の慣性モーメントクラッチディスクの約6分の1と小さいが、走行中に1~3速ダウンシフトすると、クラッチと副軸の慣性モーメントと副軸のオイル攪拌抵抗により大きな同期操作力が必要となる。そのため副軸は車輪側で駆動し同期操作力へ影響しない方式にしている。最近は6速変速機増えつつある。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

副軸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/01 04:05 UTC 版)

副軸(ふくじく、英語: layshaft)は歯車を保持する変速機内部の中間で、入力軸と歯車で噛み合って、逆回転している軸(カウンターシャフト)のうち、出力軸ではないもの[1][2]。副軸は後輪駆動レイアウトの自動車用変速機での使用が最も知られている。前輪駆動への移行に伴い、副軸の使用はまれになってきている。


注釈

  1. ^ 一つに結合されている2つないしそれ以上の歯車。
  2. ^ これは自動車の変速機のように複数の速度で単一の伝達経路が必要な場合ではないことに注意が必要。自動車の変速機では、すべての歯車が固定された副軸を使用する
  3. ^ トップギアが直接駆動なので、5速では2つの歯車群しか必要としない。
  4. ^ ルノー・45121615/172530
  5. ^ 1組の歯車で2%損失する。

引用

  1. ^ Setright, L. J. K. (1976). “Gearbox”. In Ian Ward. Anatomy of the Motor Car. Orbis. p. 88. ISBN 0-85613-230-6 
  2. ^ The Autocar (c. 1935). Autocar Handbook (Thirteenth ed.). London: Iliffe & Sons. 
  3. ^ a b c d e Setright, Anatomy of the Motor Car, p. 92
  4. ^ a b V.A.W., Hillier (1991). “38: The sliding-mesh gearbox”. Fundamentals of Motor Vehicle Technology (4th ed.). Stanley Thornes. p. 231. ISBN 0-7487-05317 
  5. ^ Setright, Anatomy of the Motor Car, p. 88–89
  6. ^ Setright, Anatomy of the Motor Car, p. 89–90
  7. ^ Setright, L. J. K. (1976). “Overdrive”. In Ian Ward. Anatomy of the Motor Car. Orbis. pp. 93–95. ISBN 0-85613-230-6 
  8. ^ Bryan Jarvis (8 March 1986). “No Longer a Pandora's Box”. Commercial Motor 163 (4161): 46–47. 
  9. ^ Hillier (1991), p. 243


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