制動・拘束装置とは? わかりやすく解説

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制動・拘束装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 03:18 UTC 版)

自動車」の記事における「制動・拘束装置」の解説

主たる制動操作は、足踏み式のペダルで行うフットブレーキがほとんどである。ペダル加えられた力は油圧空気圧を介してブレーキ装置伝達し摩擦材を回転部分押しつけ運動エネルギー熱エネルギー変換して速度を落とす。市販車のほとんどが、エアブレーキ以外の液圧式では、エンジン吸気管負圧油圧利用したペダル踏力軽減する倍力装置有している。 下り坂などで、フットブレーキ頼り過ぎるとフェード現象制動力著しく低下したり、ベーパーロック現象ペダル踏力が全く伝わらなくなってしまうことがある。これらを防ぐためにエンジンブレーキ利用することが運転免許教習でも指導されているが、車両総重量大きくエンジンブレーキだけでは抑速減速効果得られにくい大型貨物自動車では、排気ブレーキリターダ搭載する車種も多い。 高速からの制動には、放熱性優れディスクブレーキが有効であるが、重量大き車両制動や、勾配での駐車などには、自己力作用の働きで「拘束力」の大きドラムブレーキが有利となる。 駐車時に車体動き出さないように拘束するパーキングブレーキワイヤ式または空気式のものが多い。乗用車場合ブレーキ装置制動用のものと共用する構造がほとんどであるが、制動用のディスクブレーキ内周拘束用のドラムブレーキ備えるものもある。従来貨物車ではトランスミッション変速機出力部にドラムブレーキ備えプロペラシャフト拘束するセンターブレーキ一般的であったが、法改正により常用ブレーキ兼用するホイールパーク式」/「マキシブレーキ」と呼ばれるホイール直接拘束する方式移行した

※この「制動・拘束装置」の解説は、「自動車」の解説の一部です。
「制動・拘束装置」を含む「自動車」の記事については、「自動車」の概要を参照ください。

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