利用と活用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 22:03 UTC 版)
身近にはカーナビゲーションシステムやインターネット上で提供される地図データがある。行政では都市計画や固定資産の分野で紙媒体の地図として利用されてきたが、2001年(平成13年)頃より「統合型GIS」の概念が登場し、従来のスタンドアローン・限られた人の利用から、共通利用に移行した。またウェブサイト上でハザードマップの公開を行ったり、住民から不法投棄や不審者情報を募るウェブGISを構築している地方公共団体もある。国土地理院では、『基本測量に関する長期計画(平成二一年六月)』の中で、地理空間情報がもたらす新しい社会について、次のような具体像を展望している。 安全で安心できる社会 豊かで暮らしやすい社会 国土環境が良好に保たれる社会 地域がいきいきと自立している社会 新たなビジネスが創生される活力あふれる社会 民間では、行政の作成した地理空間情報に飲食店などの情報を付加した製品を販売したり、出店計画やマーケティングに利用する企業がある。日本においては、日本マクドナルドがGIS(地理情報システム)を活用して出店計画を立て、成功を収めた例は有名である。
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