冬季通行止め問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 14:55 UTC 版)
本橋の構造は、アーチ橋の一種、下路バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋である。バスケットハンドル型というのは、アーチが鉛直ではなく斜めに立ち、頂部で左右のアーチが近接していることを意味する。すなわち上から見ると、X字状のアーチ部材が道路の上に重なっている。 この構造ゆえに降雪時、アーチに着雪した雪や氷が路面に落下する。2006年(平成18年)、雪払いをしていた高所作業車が落下した氷雪の直撃を受けて台車が破損する事故が発生したため、2007年(平成19年)以降は冬季間の通行が禁止されている。高さ27メートルのアーチは雪払いが困難で、電熱線による融雪や着雪防止部材の追加なども効果的な対策にならず、改善に至っていない。橋の設計時に現地の降雪量についての検討が不足していた可能性が指摘されている。
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