宇宙大橋とは? わかりやすく解説

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宇宙大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 14:55 UTC 版)

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宇宙大橋
宇宙大橋の全景
基本情報
日本
所在地 秋田県湯沢市
交差物件 中ノ台沢川
路線名 秋田県道323号小安温泉椿川線
竣工 1994年(平成6年)11月
座標 北緯39度2分56秒 東経140度38分49秒 / 北緯39.04889度 東経140.64694度 / 39.04889; 140.64694座標: 北緯39度2分56秒 東経140度38分49秒 / 北緯39.04889度 東経140.64694度 / 39.04889; 140.64694
構造諸元
形式 バスケットハンドル型ニールセン系ローゼ桁の耐候性無塗装
全長 180メートル
10.25メートル
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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宇宙大橋(うちゅうおおはし)は、秋田県湯沢市にある、皆瀬川の支流の中ノ台沢川に架かる秋田県道323号小安温泉椿川線の橋である。

概要

名称の由来

本橋は皆瀬ダムのほとりにある、羽場(はば)と中ノ台(なかのだい)の集落を結んでいる。当初、両集落の頭文字をとって「羽中大橋」と命名されることが決まっていた。しかし1994年(平成6年)7月にスペースシャトル・コロンビアに搭乗した宇宙飛行士向井千秋の活躍を見た皆瀬村(当時)の子供たちが、「羽中を宇宙に」と要望したことで、最終的に「宇宙大橋」と命名された。橋のたもとに、向井千秋の宇宙服姿の写真と「宇宙大橋」と書かれた直筆が、記念碑になって設置されている[1]

冬季通行止め問題

本橋の構造は、アーチ橋の一種、下路バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋である。バスケットハンドル型というのは、アーチが鉛直ではなく斜めに立ち、頂部で左右のアーチが近接していることを意味する。すなわち上から見ると、X字状のアーチ部材が道路の上に重なっている。

この構造ゆえに降雪時、アーチに着雪した雪や氷が路面に落下する。2006年(平成18年)、雪払いをしていた高所作業車が落下した氷雪の直撃を受けて台車が破損する事故が発生したため、2007年(平成19年)以降は冬季間の通行が禁止されている。高さ27メートルのアーチは雪払いが困難で、電熱線による融雪や着雪防止部材の追加なども効果的な対策にならず、改善に至っていない。橋の設計時に現地の降雪量についての検討が不足していた可能性が指摘されている[1]

脚注

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