兵庫県南部地震
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 10:02 UTC 版)
1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では、818galという大きい加速度が観測された(この観測波形は「JMA神戸波」として、建物等の耐震試験に用いられている)。ただし、兵庫県南部地震において神戸海洋気象台周辺の家屋倒壊率は3%に過ぎず震度7判定区域の範囲外で、これを以て「阪神淡路大震災の揺れに耐える」と考えるのは危険とされる。 詳細は「気象庁震度階級#震度と防災行動」を参照 庁舎に大きな被害はなく一部損壊ですんだものの、気象台と大阪管区気象台の専用回線L-アデスに障害が発生し、当初の震度情報の提供に遅れを生じた。このため地震発生当初の地震報道では、京都・彦根・豊岡の震度5が最大震度であった。「神戸震度6」の情報がVHF通信で大阪管区気象台に伝えられ、マスコミに流れたのは地震発生から約30分後のことだった。結果、災害対策の初動が遅れたとの指摘もあり、以降バックアップ体制の強化が全国的に執り行われた。
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