共通ファイルシステムおよびプロトコル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/27 17:34 UTC 版)
「共有資源」の記事における「共通ファイルシステムおよびプロトコル」の解説
共有ファイルやプリンターアクセスには、サーバにある資源へのアクセスをサポートするクライアントのオペレーティングシステム、自身のリソースに対しクライアントからのアクセスをサポートするサーバのオペレーティングシステム、そして(4層または5層のTCP/IP参照モデルにおける)アプリケーション層ファイル共有プロトコルとその共有アクセスを提供するトランスポート層プロトコルが必要となる。 ファイルシステムやプロトコルの例を以下列挙する: 主なオペレーティングシステムアプリケーションプロトコルトランスポートプロトコルMac OS Apple Filing Protocol TCP, UDP または AppleTalk Unix系システム Network File System (NFS), SMB TCP または UDP MS-DOS, Windows SMB、CIFSとしても知られる TCP, NBT(UDPを含む), NBF または 他のNetBIOSトランスポート NetWare(サーバ)MS-DOS, Windows(クライアント) NCP および SAP SPX(IPXを介して)または TCP 「主なオペレーティングシステム」は、当のファイル共有プロトコルが最も一般的に利用されているオペレーティングシステムである。 Microsoft Windowsにおいてネットワーク共有は、Windowsネットワークコンポーネント「Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有」により、マイクロソフトのSMB (Server Message Block) プロトコルを利用することで提供されている。他のオペレーティングシステムもそのようなプロトコルを実装している。例えばSambaはUnix系オペレーティングシステムおよびOpenVMSのようなその他のMS-DOSやWindows以外のオペレーティングシステム上で起動するSMBサーバである。SambaはSMBを用いて、Microsoft Windowsを起動しているコンピュータからアクセス可能なネットワーク共有を作成するために利用することができる。代わりのアプローチとしては、共有ディスクファイルシステムがあり、そこでは各コンピュータが共有ディスクドライブ上の「ネイティブな」ファイルシステムへのアクセス権を持っている。 共有資源アクセスは、Web-based Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) を用いて実装することもできる。
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