公共カタログ室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/13 03:20 UTC 版)
「ニューヨーク公共図書館本館」の記事における「公共カタログ室」の解説
ローズ中央閲覧室と同じ部屋番号の315号室にあるビル・ブラス公共カタログ室 (Bill Blass Public Catalog Room) は中央閲覧室と隣接しておりマグロウ・ロタンダと繋がっている。公共カタログ室はマグロウ・ロタンダと中央閲覧室の間に位置しているため、中央閲覧室にとっては事実上のロビーとなっている。部屋の広さは81×77フィート(25×23メートル)である。中央閲覧室と同じく天井までの高さは52フィート(16メートル)である。中央閲覧室と同じデザインのシャンデリアが4つ吊り下げられている。公共カタログ室の天井には1911年にジェームス・ウォール・フィンによって描かれた27×33フィート(8.2×10.1メートル)の大きさの壁画がある。 カタログ室の最初の改装は、天井が塗装された1935年に行われた可能性があるとされている。カタログ室の急速な拡張の結果として、オリジナルのオーク材製のキャビネットが金属製のキャビネットに置き換えられた1952年には、さらに15万枚のカタログカードが追加された。カタログ室は1983年に修復され、1994年にビル・ブラス公共カタログ室に改名された。 部屋の北側、中央閲覧室に向かって右側に案内所がある。当初、訪問者は案内所において読みたい書籍を要求し、それに基づいた番号の書かれた伝票を受け取った。それから、伝票の番号が偶数か奇数かに基づいて中央閲覧室の北側または南側に振り分けられた。 公共カタログ室にはオーク材の高い机もある。これらの机には、ニューヨーク公共図書館のカード所有者が図書館の書籍を検索することを可能にするコンピュータが設置されている。
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