マグロウ・ロタンダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/13 03:20 UTC 版)
「ニューヨーク公共図書館本館」の記事における「マグロウ・ロタンダ」の解説
マグロウ・ロタンダ(McGraw Rotunda、かつてはセントラル・ホールと呼ばれた)は3階にある長方形のスペースである。ロタンダはそれぞれ西と東に位置する公共カタログ室とサロモン室の間にあり、南北に伸びる廊下を分け隔てている。ロタンダには赤い大理石の土台とダークウッドの壁があり、壁には壁画の施されたコリント式の柱頭で支えられているアルコーブがある。 ロタンダには1940年代初頭にWPAプロジェクトの一環としてエドワード・ラニングによって塗装されたパネルがある。作品は4つのパネルと2つのルネットから構成されている。ルネットはそれぞれ公共カタログ室とサロモン室への出入口上に1つずつ設置されており、公共カタログ室側のルネットは"読むことを学ぶ" (Learning to Read)、サロモン室側のルネットは"学生" (The Student) と呼ばれている。4つのパネルは東西の壁に設置されており、ルネットの言葉の発達を描いている。天井の壁画は"男に火をもたらすプロメテウス" (Prometheus Bringing Fire to Men) と呼ばれている。4つのパネルと2つのルネットは1940年に完成し、天井の壁画は1942年に完成した。
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