八尾JC傷害致死事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:53 UTC 版)
「日本青年会議所」の記事における「八尾JC傷害致死事件」の解説
2006年10月7日午後9時50分頃、(社)八尾青年会議所(大阪、八尾JC。旧法人)会員20人が、日本JC全国会員大会で集まった郡山市熱海町・磐梯熱海温泉のホテルで宴会中、会員(35)が「盛り上げようと思って」寝ていた新入会員(38)の頭髪にアルコール度数96%で引火性の強いウォッカをかけ、ライターで火を付け顔や全身に重度のやけどを負わせ、死亡させた傷害致死容疑で逮捕された。また、現場にいた八尾JC監事が同専務理事に、ウォッカ瓶を近くの川に捨てるよう指示していたことも発覚し、証拠隠滅容疑で逮捕された。大やけどを負った新入会員は、2006年10月27日に呼吸不全で死亡した。2007年5月31日、福島地裁郡山支部の判決公判で裁判長は「あまりに幼稚で不謹慎極まりなく、酌量の余地はない」として被告に懲役2年6月(求刑懲役6年)の実刑を言い渡した。弁護側は「ライターで体毛を焦がす行為は前から宴会の座興として行われており、やけどを負わせる意図はなく過失だった」と無罪を主張していた。2006年12月、八尾JC旧法人は、公益社団法人日本青年会議所(当時)から除名処分となり、直後に解散した。なお、2012年には新たな「八尾青年会議所(八尾JC・新法人)」が設立され日本青年会議所にも参加し、2019年には一般社団法人の資格も取得しているが、あくまでも旧法人の除名・解散後に改めて結成された別組織としているため、公式サイトにて本事件への言及は一切されていない。なお、八尾JC会員OBによる「八尾青年会議所シニアクラブ」は、合同懇親会を行うなど新法人と関係があるが、旧法人時代のOBとの関係は不明である。
※この「八尾JC傷害致死事件」の解説は、「日本青年会議所」の解説の一部です。
「八尾JC傷害致死事件」を含む「日本青年会議所」の記事については、「日本青年会議所」の概要を参照ください。
- 八尾JC傷害致死事件のページへのリンク