入試教科への導入を巡る状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 03:06 UTC 版)
「情報 (教科)」の記事における「入試教科への導入を巡る状況」の解説
情報の内容自体は、私大を中心に複数の大学のAO入試・一般入試などで出題されているが、一般入試教科としては、教科「情報」を学んだ生徒が大学を受験する2006年度の入試で初めて導入された。 2006年(平成18年度)の出題大学は、試行試験を行うなどして04年から準備をしてきた東京農工大学など、国立2大学、私立13大学。2007年度は、出題大学は多少増え、国立2大学、私立21大学。 また、慶應義塾大学は2016年度より総合政策学部および環境情報学部の一般入学試験において「情報-社会と情報・情報の科学」を入試教科目として採用している。 大学入試センター試験では、1997年(平成9年)から数学の一科目として「情報関係基礎」を出題している。「情報関係基礎」の出題範囲は、大学入試センターによると「職業教育を主とする農業、工業、商業、水産、家庭、看護、情報及び福祉の8教科に設定されている情報に関する基礎的科目」。2006年度センター試験 試験問題評価委員会報告書の中の「情報関係基礎」についての問題作成部会の見解として、「『情報関係基礎』という枠組みから『情報』という枠組みへの移行可能性に関しても、慎重に前向きに検討する必要がある」と記されているが、08年度のセンター試験でも、普通教科「情報」は出題されないことが決まった後も、13年度センター試験実施要項においても予定されていない(情報関係基礎のみ実施)。 大学入学共通テストでは、「情報」の出題が検討されている。
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