入出力ストリームとは? わかりやすく解説

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入出力ストリーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:12 UTC 版)

ストリーム (プログラミング)」の記事における「入出力ストリーム」の解説

C++では、標準C++ライブラリヘッダーファイルにおいて、標準入出力ストリームとしてcin、cout、cerr、clog定義されている。ワイド文字列用には別途wcin、wcout、wcerr、wclogが定義されている。 #include int main(){ std::cout << "Hello, World!" << std::endl; return 0;} C++強く型付けされた言語であるが、この標準入出力ストリーム多重定義によって全く型を意識せずに入出力行なえる。特定の演算子多重定義したユーザー定義型(クラスあるいは構造体)も利用できるため、非常に柔軟な入出力が可能である。さらに入出力操作子(マニピュレータ)の導入により、細かな制御が可能となった。 #include #include ...int i;std::string s;my_data_type d;std::cin >> i; // 整数入力をiに読み込むstd::cin >> std::setw(10) >> s; // 10文字読み込む。std::cin >> d; // オーバーロードすることで任意のデータをdに読み込む。 これらの機能により、従来型消去 (type erasure) や型昇格 (type promotion) を伴う可変長引数利用したprintf関数起こりがちであった、型の不一致制御子過不足によるバグ可能性きわめて低くなった。しかしその半面マニピュレータ仕様など覚えなければならないことが増加し、また記述量もprintf比べ格段に増えてしまったため、敬遠するプログラマも多い。

※この「入出力ストリーム」の解説は、「ストリーム (プログラミング)」の解説の一部です。
「入出力ストリーム」を含む「ストリーム (プログラミング)」の記事については、「ストリーム (プログラミング)」の概要を参照ください。

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