兄による連続殺人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/25 07:53 UTC 版)
「スティーブン・ステイナー誘拐事件」の記事における「兄による連続殺人」の解説
1999年に、スティーブンの4つ年上の兄のケイリー(当時35歳)が4人の女性の連続殺人で逮捕された。被害者のうち3人はヨセミテ国立公園の観光客で、ケイリーが雑用係として働いていたロッジに泊まっていた。3人のうち2人は行方不明になってから3週間後に山の中で発見された車のトランクの中から焼死体で見つかった。一人も別の場所で遺体が見つかり、レイプされたあと喉を切られて殺されていた。その4か月後、今度はヨセミテに住むナチュラリストの女性の死体が近くの川で見つかった。指紋などからケイリーが逮捕され、最初の3人の殺人も認めた。2002年に死刑宣告がなされ、現在収監中である。 ケイリーは、7歳のころから女性を殺したいというファンタジーを持っていたと告白した。また、弟が誘拐されてから両親は弟のことばかり考えては毎日泣き暮れていて、寂しい思いをしていたこと、少年時代に一時一緒に暮らしていた叔父に性的虐待を受けたこと、戻ってきた弟がスター扱いされることに嫉妬していたことなどを明らかにした。約20年前に何者かに銃殺された叔父の事件についても、ケイリーの加担が疑われている。
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