兄と妹の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 13:56 UTC 版)
久保摂二は自らの調査で、高学歴の兄が優秀な成績の妹に言い寄り妹が喜んでそれに応じ関係を持った事例について、母が厳しくしつけ過ぎたことがある程度は影響していたのかもしれないとしている。また、久保摂二は兄との近親相姦関係においては他の男性との関係に比べ恐怖を感じなかったことを証言する妹の話を載せている。 リチャード・ガートナー (1999) は、性的虐待を受けた男性達の中には、妹の性器を触ったりもしくは舌で舐めたりといった行為を行ったことを自ら証言している人物がいる件について触れており、他にも興味深い例として、5歳の頃に当時8歳の兄に膣を撫でられたり胸の付近を触られたりしたと証言する女性が、兄も性的虐待を受けたことがあるのではないかと心配し聞いたところ、兄は妹に対する性的行為は覚えておらず、また兄も性的虐待を受けたことがあるのではないかという妹の疑いについては、兄は妹が疑うようなことをされた覚えはないと初めは言ったものの、続けて兄は7歳前後の時期に当時18歳だったベビーシッターの胸を触ったことがあり、なぜか両親にシッターを解雇させてしまったため、後になって考えると女性と関わる機会だったのに馬鹿なことをしたと証言した事例を報告している。
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