僭称者とは? わかりやすく解説

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僭称

(僭称者 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 01:58 UTC 版)

僭称(せんしょう、僣称)とは、身分制度のある社会において、本人の身分を越えた地位、称号を名乗ることをいう。


  1. ^ しかし、孫権は曹丕から諸侯王の呉王に封じられており、後漢初代皇帝の劉秀更始帝から諸侯王の蕭王に封じられ、その後、独立して後漢の光武帝となったのと同じケースであるといえる。また、同時代の魏の曹丕は後漢の諸侯王の魏王であり、後漢皇帝から禅譲されて皇帝に即位するという形式を採ったことにより、自らの正統性を打ち出していた。劉備は後漢から左将軍・豫州刺史・宜城亭侯や大司馬に任じられているが、漢中王や蜀漢皇帝は後漢に無断で勝手に名乗っている。これは孫権のケースよりも明らかに僭称にあたるといえるが、劉備は自身がの帝室に連なる血統であることを打ち出すことによって、自ら名乗った皇帝位の正統性を主張した。


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