僕は特急の機関士で
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/16 14:01 UTC 版)
僕は特急の機関士で(ぼくはとっきゅうのきかんしで)は、1951年(昭和26年)5月に発売された流行歌(冗談音楽、コミックソング)。作詞・作曲は三木鶏郎。
古い楽譜やレコードなどでは『僕は特急の機関手で』(ぼくはとっきゅうのきかんしゅで)という表記も見られる。
概要
NHK『日曜娯楽版』で1950年(昭和25年)10月から放送開始。冗談鉄道唱歌として、まず東京 - 大阪間を歌ったところ、評判がよく、山陽、常磐、東北、信越、中央、北陸、関西、紀伊、山陰、四国、九州、鹿児島山陽、北海道と全国に及んだ。翌年5月には、日本コロムビア、および日本ビクター[2](音楽レコード事業部、現・ビクターエンタテインメント)が各種レコードを出している。
全ての歌詞を並べると148番にもなり、通しで歌っても50分以上かかる[3]。
レコード・CD
- 日本コロムビア
- ビクターレコード(日本ビクター)
- ポリドール(日本グラモフォン〈現・ユニバーサルミュージックLLC〉) - 歌:青山ミチ(1964年発売、曲名は「ボクは特急の機関手で」。歌詞は「東海道の巻」のもの)
「東海道の巻」は『青春歌年鑑 50年代総集編』および『三木鶏郎音楽作品集 〜トリローソングス〜』(2005年発売)に収録されており、後者には「九州巡りの巻」「東北巡りの巻」「北海道巡りの巻」も併録されている。
ビクター盤は『オリジナル原盤による昭和の流行歌(戦後篇 昭和22年〜28年)』(ビクター音楽産業〈現・ビクターエンタテインメント〉、1989年発売)および『懐かしのメロディー ビクター編』(ビクター音楽産業、1992年発売)に収録されている。
ボクはお猿の機関士で
『僕は特急の機関士で』の子供版(替え歌)として丘灯至夫作詞の『ボクはお猿の機関士で』(ボクはおさるのきかんしで、僕はお猿の機関士で)がある。1951年(昭和26年)に日本コロムビアからSPレコード発売。
レコード・CD
2010年発売の『決定盤 丘灯至夫作品集〜高校三年生 高原列車は行く〜』に収録されている。
また、1979年に日本コロムビアから発売された丘灯至夫作詞生活40年記念LP『ねこふんじゃった こどもの歌アルバム』ではコロムビア・オールスターズ(ささきいさお、堀江美都子、大杉久美子、かおりくみこ、水木一郎、こおろぎ'73)が歌った。こちらの音源は2012年に日本コロムビアから発売された『水木一郎 キッズ ソング・ベスト3!』に収録されている。
脚注
- ^ 丘灯至夫『歌暦五十年』全音楽譜出版社、1954年、589頁。NDLJP:1353828/323
- ^ 現・JVCケンウッド
- ^ 紀田順一郎、間羊太郎『記録の百科事典 日本一編』竹内書店、1971年、198頁
- ^ 日本コロムビア直営ショップの「青春歌年鑑 50年代総集編」ページでは「森繁久彌」表記になっているが、販売サイトによっては「森繁久爾」表記も見られる。
外部リンク
- Q&A 昨年から「僕は特急の機関士で」に関する質問が一番多く寄せられました。 - 三木鶏郎資料館
固有名詞の分類
- 僕は特急の機関士でのページへのリンク