偽スーパーZ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 01:38 UTC 版)
PART-IIIの第14話(「マシンZ・白昼の対決」)に登場したスーパーZの偽物。大門に恨みを持つ元レーサーの深町(演:長塚京三)が、拉致したコンピュータ技師に警視庁のコンピュータから設計図データを盗ませて、麻薬中毒にしたエンジニアにそのデータを元にして製作・調整させたという設定である。本物との相違点は、ボンネット上の2連装の催涙弾発射銃が機関銃に変更された点。また、本物が2800ccのAT車なのに対して偽物は2000ccのMT車であること。それ以外はカラーリングや格納式のパトライトおよび「NISSAN」のロゴに至るまでほぼ同じで、ナンバーまで同じ「品川33 た 35-27」を付けている。深町は偽スーパーZを現金輸送車の襲撃などに使用し、更に鳩村刑事を追い回した上に機関銃で撃墜、最後は大門に挑戦状をたたきつけ本物のスーパーZと共に富士スピードウェイにてレースを繰り広げた。その後、深町は自ら負けを認め拳銃自殺を図るも、大門に銃撃され失敗し逮捕されたが、車両そのものを爆破もしくは炎上させた描写はない(製作時には別のラストシーンがあり、レースに負けた深町が手榴弾で大門もろとも本物のスーパーZを爆破しようとしたが、大門に銃撃され失敗、深町が持っていた手榴弾が偽スーパーZの室内に落ち爆破炎上、という結末が用意されていた)。なお、前述のレースシーンでは大門・深町ともにクラッチを踏みヒール・アンド・トゥをしているシーンがあり、大門もシフトレバーを操作している描写が見られる。また、劇中ではタコメーター・スピードメーターやシフトチェンジのシーンが映し出されているが、これはベースのS130型ではなく、旧型にあたるS30型のメーター・シフトノブを撮影用に使っている。
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