保育園荒らし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 15:10 UTC 版)
5月26日、11歳の誕生日を迎えたメアリーは、ノーマと一緒にウッドランド・クレッセント(Woodland Crescent)の近くにある保育園に押し入り、破壊行為を遂行した。2人は粘板岩の屋根の瓦を剥がして施設内に侵入した。本を引き裂き、机をひっくり返し、インクや貼り紙の絵の具を塗りたくって建物を汚してから逃亡した。翌日、職員が侵入と破壊行為の形跡を発見し、すぐに警察に通報した。現場に駆け付けた警察は、4枚の覚書が残されてあるのに気付いた。これはマーティン・ブラウンの殺害を主張する内容であり(※原文は単語の誤字が目立つほか、適切な空白が無かったり、適切な位置にカンマが書かれていない)、1枚目の覚書には以下のように書かれてあった。 「I murder SO That I may come back」(「俺がまた戻ってこられるよう、人を殺す」) 2枚目の覚書には以下のように書かれてあった。 「WE did murder martain brown fuckof you bastard」(「俺らがマーテイン・ブラウンを殺したんだよ。このろくでなしのクズ野郎めが」) 3枚目の覚書には以下のように書かれてあった。 「Fuch off we murder. Watch out Fanny and Faggot.」(「間抜けめ。我々は殺し屋だ。まんことホモ野郎に用心しな」) 最後の覚書は最も煩雑な文章であり、以下のように書かれてあった。 「You are mice Y Becurse we murdered Martain Go Brown you Bete Look out THERE are Murders about By Fanny and auld Faggot you Screws.」(「お前らは臆病者だ。俺たちがマーテイン・ゴー・ブラウンを殺したんだからな。この外道が。気をつけろよ、まんこと忌々しいホモ野郎による殺人がもうすぐ起こるぞ。クズどもが」) 警察はこれを「悪趣味で稚拙ないたずら」として処理した。 2日後の5月29日、マーティン・ブラウンの葬儀が行われる直前、度胸比べに興じるかのように 、2人の少女はマーティンの母・ジューンの家を訪れ、「マーティンに会わせて欲しい」と頼んだ。ジューンが、息子は死んでいるから無理である趣旨を告げると、メアリーはこう返答した。「Oh, I know he's dead; I want to see him in his coffin.」(「あら、彼が死んでいるのは知ってるわ。棺の中で眠る彼の姿を確認したいのよ」)。
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