依頼者とターゲット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 14:54 UTC 版)
地堂 大造 日本の政治を裏から操る男。自身を日本の「天」と自負している。 三好(後述)が殺害された時、一度は「天」を拉致するも、逃走後は警察関係者に「手出し無用」と圧力を掛ける。理由は「天」のことを「“天”の申し子」と認めたからで、自身の元に再び来た時には「まことの”天の道”を教えてやる」と考える。 後に理絵の依頼で殺害しに来た「天」と対峙、刺す直前に力を抜いた「天」に「何故刺せん」と問う。 地堂 理絵 地堂の娘。「天」を地堂の元に連れて来る役目を担い、「天」が地堂に刀を向けた時には銃口を向け、「命乞いをし、忠誠を誓え」と告げた(その際「天」は自害しようとする)。 地堂に自身の許にいることを強要され、過去に恋人を父(の配下)に殺害された経験を持つ。地堂の娘である事を「恨み」として、「天」に地堂の殺害を依頼した。 三好 敬 大蔵大臣。作中第1番目の被害者。銃剣で刺殺される。依頼者は妾。 沢渡 正 競馬場の作業員。作中第2番目の被害者。銃剣で斬殺される。依頼者は実娘のさえ子。 高橋 祐一 六本木で遊び歩いているチンピラ。作中第3番目の被害者。短銃で射殺される。依頼者は弄ばれて捨てられた女。 若林 東光住宅の新たな社長で元専務。尾形(後述)の手先として先代社長の北山を陥れる。作中第4番目の被害者。短刀で刺殺される。依頼者は北山の娘。北山は尾形に陥れられた後自殺していた。 大沢 M証券の部長。若林同様、尾形の手先として北山を陥れた一人。作中第5番目の被害者。短銃で射殺される。依頼者は北山の娘。 尾形 辰男 日本の政財界に力を持つ黒幕の1人。「O(オー)」と呼ばれる。地堂には「忠実な犬」と言いつつその立場を狙う。拝金主義者。「天」に日本刀で刺殺されるも、それは替え玉であった(この替え玉が作中第6番目の被害者)。依頼者は北山の娘。 殺害に失敗して自害しようとした「天」を、地堂と話した通り殺害せずに助ける。その時「天」に敗北感を味わわせた。 最終的には「天」に殺されていない。 奈良林 政治家。尾形の配下で内閣総理大臣の座を狙う。 大林 誠 内閣総理大臣。地堂の配下。
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