位置と時代とは? わかりやすく解説

位置と時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 06:59 UTC 版)

バクトリア・マルギアナ複合」の記事における「位置と時代」の解説

バクトリアアフガニスタン北部)、マルギアナ(トルクメニスタンはいずれ遺跡集中する地域ギリシア語名である。乾燥地帯であるが、川とオアシス利用して古くから農業が行われた。バクトリア、マルギアナは現在のメルヴ中心とし、アケメネス朝ペルシア以降栄えたBMACは、ソ連考古学者ヴィクトル・サリアニディ(英語版)が発掘調査に基づき1976年命名した。これは西側ではあまり知られなかったが、ソ連崩壊後1990年代世界的に知られるようになった代表的な都市遺跡としてはナマズガ・デペ(英語版)やアルティン・デペ(英語版)がある。住民灌漑により小麦大麦などの栽培行っていた。都市城塞遺構のほかに、優れた金属器や、土器宝石類、石の印章など様々な遺物知られる印章見られる図柄イラン南東部から出土した陶器銀器によく似ている。マルグッシュ遺跡英語版)(ゴヌール・テペ)からはエラム文字と見られる銘文彫った陶片が見つかっている。これらの遺跡の上下限年代は、放射性炭素年代測定によって紀元前2200年から1500年頃という数字提示されている。この発展没落過程はまだよくわかっていない。 BMAC遺物はこの地域だけでなくイラン東部ペルシャ湾岸、バルチスタンインダス川流域ハラッパーなど)の広い範囲見出されている。中心地はむしろアフガニスタン南部からバルチスタンにあったとする学者もいるが、今のところ同地方から本格的な規模同文化に属す遺跡一切発見されていない

※この「位置と時代」の解説は、「バクトリア・マルギアナ複合」の解説の一部です。
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