位置と拡張とは? わかりやすく解説

位置と拡張

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/07 14:05 UTC 版)

ポメリウム」の記事における「位置と拡張」の解説

伝承によると、ロームルスローマ建設した際の城壁があったところをセルウィウス・トゥッリウスポメリウム定めた。これはセルウィウス城壁とは異な境界線だったが、独裁官ルキウス・コルネリウス・スッラがその権力誇示するため紀元前80年拡張行ったクラウディウス帝がポメリウムを示すために置かせた「シパス」という白い石は、もともとの位置発見されたものもあるが、もともとの位置ではない場所でも見つかっている。クラウディウス帝もポメリウム拡張させており、タキトゥス文献記録している。アウルス・ゲッリウスは、アウグストゥスネロトラヤヌスという皇帝ポメリウム拡張させたとしているが、他の文献考古学的証拠は見つかっていない。 中国紫禁城とは異なりポメリウム沿って壁があったわけではなく、シパスを目印として設定され法的かつ宗教的な境界線だった。ローマ中心部ローマの七丘全てポメリウム内だったわけではないパラティーノポメリウム内だったが、カンピドリオアヴェンティーノは外とされていた。フォルム・ロマヌムクリア・オスティリアとコミティウムは都市国家および帝国政治の中心であり、ポメリウムにあったベローナ神殿ポメリウムの外とされていた。

※この「位置と拡張」の解説は、「ポメリウム」の解説の一部です。
「位置と拡張」を含む「ポメリウム」の記事については、「ポメリウム」の概要を参照ください。

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