代表的な淡水フグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/19 01:10 UTC 版)
マレーフグ 学名:Tetraodon palembangensis マレーシア、インドネシアなどに分布。淡水性で全長15cm以上になる。 タンガニーカフグ、テトラオドン・ムブ 学名 Tetraodon mbu アフリカ原産で、タンガニーカ湖、コンゴ川流域などの淡水、汽水域に分布する大型の淡水フグ。60cm以上になる。褐色の体に黄色の網目模様が入るのが特徴。 テトラオドン・ファハカ(リネアートゥス) 学名:Tetraodon lineatus。アフリカ原産で、ナイル川から広範囲に生息する。基本的には淡水性。全長40センチ程度に成長する。この種は2種類の亜種が確認されている。その亜種の中のテトラオドン・リネアートゥス・ルドルフィアヌス(学名 Tetraodon lineatus rudolfianus)という種は、塩湖という環境のため全長10センチ程度にしかならない。 ナイルフグ(テトラオドン・ミウルス) 学名:Tetraodon miurus アフリカ原産。コンゴ川流域などに分布。淡水性。全長15cm程度。ちなみに、ナイルフグと言うが実際はナイル川には生息していないため、学名の「テトラオドン・ミウルス」で呼ばれることも多い。砂に潜ることを好み、体色は赤みがかった茶色が一般的であるが、個体によって灰色や黒褐色などのバリエーションがある。 アベニー・パファー 学名:Carinotetraodon travancoricus インドに分布。淡水性。全長3.5cm 程度の非常に小型の種。水槽内でもしばしば繁殖が観察されている。 南米淡水フグ 学名:Colomesus asellus 南米アマゾン川産の純淡水性のフグ。体長7cmほどの小型種でフグとしては性格が温和なため、他の魚との同居が可能な数少ない淡水フグである。背面の薄い黄色の地肌に黒い縞模様が5本入る。 前述の通り、おとなしい種と評される本種だが、どちらかといえば臆病で落ち着きが無い。 なお、近縁種に本種に類似した外見の「南米汽水フグ」もしくは「クロオビフグ」と呼ばれるColomesus psittacus種が存在するが、汽水性で性格も攻撃的である。psittacus種はasellus種と異なり縞模様が6本で、最大で体長40cmに成長する。
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