代表的な洪水玄武岩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 22:34 UTC 版)
玄武岩はシリカ分が少なく、流動性の良い熔岩が地上で冷却固化して出来た岩石である。洪水玄武岩は大陸プレート上、海洋プレート上双方に存在し、いずれも広大な面積を覆っている。例えば、インドのデカン高原は、玄武岩が約50万 km2に広がって高原を形成している。 以下に、現在の地球上で観察される洪水玄武岩の代表例を列記する。表記は名称(存在地)、噴出年代、面積の順である。 シベリア・トラップ(ロシア東北部中央シベリア高原)、ペルム紀、700万 km2、400万 km3 カルー玄武岩 (en) (南アフリカ、ドラケンスバーグ山脈)、三畳紀、14万 km2 パラナ玄武岩 (en) (ブラジル)、白亜紀、120万 km2 デカントラップ(インド、デカン高原)、白亜紀〜暁新世、50万 km2 コロンビア川台地(アメリカ合衆国)、中新世、20万 km2 同様な玄武岩質溶岩の大量噴出は海中でも起こってきた。海底の場合は、巨大火成岩岩石区と呼ばれている。その代表例として、南太平洋に存在するオントンジャワ海台(白亜紀、150万 km2、500万 km3)が挙げられる。
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